精神的に強い人が『絶対にしない』10のこと、、、。

筒香 嘉智(つつごう よしとも、1991年11月26日 - )は、和歌山県橋本市出身のプロ野球選手(外野手、内野手)。右投左打。MLBのテキサス・レンジャーズ傘下所属。

世界的権威とされる心理学者のトラヴィス・ブラッドベリーが、25歳だった筒香選手が語った「自分の考え」を聞いて、かれに対する印象が一変したという。

すでに「精神的に強い人」だから、これらのことを「しない」でいられるというのだが、逆にこれらの「10のこと」を「しない」ように心がけるなら、だれでも精神的に強い人間になれる、と受け取ってよさそうである。

ブラッドベリーはこう言っている。「 精神的な強さは、全く予期していないときに起きたことによって試されるものだ」と。

「 その人の精神的な強さは、困難なときに何をするかではなく、何をしないか 」というところに明確に示されていると提言している。
言うなれば、精神的に強い人が決してしない10のことを学べば、自分の精神力を高めることができるはずだと提言しているのである。

私がおもしろいと思うのは、強くなるためには「何をしないか」ということが重要視されていることである。
たいていの場合、「何々をせよ」という無理難題が10個並んでいそうだが、反対なのである。
ブラッドベリーは、「困難なとき」に弱い人たちがやってしまいがちな「10のこと」を絶対にしないように、と言っているのである。

それは以下の「10の行い」というものだ。

1「失敗にこだわらない」
2「ネガティブな人とは付き合わない」
3「自分を疑わない」
4「謝罪を求めない」
5「自分を哀れまない」
6「恨まない」
7「誰の悪影響も受けない」
8「人のことに介入しない」
9「怠けない」
10「悲観しない」

である。

4の「謝罪を求めない」については、こう説明している。
ブラッドベリーは強い精神力の持ち主は、非を認めずに謝らない人のことも恨まずに許す。 過去の恨み事や感情に「寄生」する憎しみや怒りは、今の幸せや喜びを台無しにする。 と言っています。全くの同感である。

そのこともそうだが人に非がある時、何でもすぐ人に謝罪を要求するのは、弱さの逆の現れだという気がする。
謝罪で気が晴れることはない。なされる謝罪がほんとうか嘘かもわからない。
私たちは「 ◯ ◯からの謝罪はまだないのか、、」とかいいたがるが、そんなわけのわからないものを求めてもしかたがないと思うのである。

7の「誰の悪影響も受けない」というのは、それが「悪」かどうかは知るのが難しい時、たいていの場合「だってみんなやってるではないか」という理由でその後ろめたさをごまかしてしまう。
このように「みんな」がやっていることをしない、ということは案外楽ではない。多数の人間は、自分たちは多数勢力だということに力を得て、「しない」少数の人間を下に見下しているのである。
「しない」人間がいることで自分が否定されていると感じ、不快になる。
だから仲間に引きずり込もうとする。それができなければ無視し、排除しようとするのである。

こういう「しない」10か条が意味を持つのは、たいていの人が、いつまでも失敗にこだわり、嫌々ながらネガティブな人とだらだら付き合い、自分の言動に自信がなく、だからこそ相手に謝罪だけは執拗に求め、自分を憐み、他人を恨み、簡単に世の風潮に流され、そのくせ匿名で人の批判だけし、なにをやっても三日坊主で飽きやすく、過剰に悲観的になりがちだからである。つまり、そんな自分に甘え放題という人が多すぎるのだ。

人がしても自分はしない、ということを貫き通すためには、自分なりの考えや決め事(原則)が必要である。原則といってもべつに大げさなことではない。

長谷部 誠(はせべ まこと、1984年1月18日 - )は、静岡県藤枝市出身のプロサッカー選手。
ブンデスリーガ・アイントラハト・フランクフルト所属。ポジションはミッドフィールダー、ディフェンダー。元日本代表。

サッカーの長谷部誠選手は、「僕は愚痴を言わないようにしている」といっている。 なぜなら愚痴は「何も生み出さないし、まわりで聞いている人の気分も良くない」からである。
たったこれだけでも立派な原則だ。これは2の「ネガティブな人とは付き合わない」と関連する。
長谷部選手は、自分が「ネガティブ」な人間にならないと決めているのである。

「サッカー技術もさることながら、長谷部選手は自分の考えをはっきり持っているのであり、だからこそかれはドイツサッカー界で信頼され、独自の地位を築いているのである。

2019年横浜DeNAからタンパベイ・レイズとメジャー契約をして渡米した筒香嘉智選手も、自分の考えをしっかり持った選手である。かれは渡米前、TBSの「情熱大陸」 (2017.2.26)でこのように発言したのである。
まだ25歳だった。
「やっぱり野球ばっかりだと野球バカになるんで。野球じゃない部分もいろいろ感じていかないと、人として成長しないというか、深みが増していかないんで。
政治のことを考えたりとか、日本がいまどうなっているのか、そういうことを常に考えていますね、、、。」

  筒香選手はこう思ったのかもしれない。

多くの野球選手は、世間のほめ言葉でもある「野球バカ」という言葉に隠れ、自分でも些かの誇りと多少の自虐をこめて「野球バカ」を自称することがあるが、実体はほんとうに世間を知らないただの野球バカじゃないかと。
そしてみんなはそれでいいかもしれないが、自分は嫌だなと思ったのだろう。
彼は現在、テキサス・レンジャーズとマイナー契約をして頑張っている。大谷翔平のような輝きにはまだ及ばないが、応援したい選手である

5年ほど前、「earth music&ecology」という会社の「『幸せについて~線路沿い』篇」というテレビCMがあった。
若い女性が線路沿いを歩いている。そこに女性の声で早口のナレーションが入る。

 「人の悪口はいわない。知ったかぶりはしない。ああだこうだ言い訳はしない。自分を過大評価しない。妬まない。自惚れない。思い上がらない。高慢ちきとかありえない。
眉間にしわは寄せない。意地悪をしない。ドアは閉める。開けたら閉める。花にはキレイといってあげる。犬は撫でてあげる。笑いたいときは笑う。
泣きたいときは泣く。弱きを助け強きをくじく。優しくされたことは忘れない。――わたしは幸せになれますか。なれますよね」

わたしは当時、このCMにいたく感心した。これはさしずめ「自分らしく生きるための、『する・しない』17か条」であろう(そのことが精神力涵養にもなっている)。
けれどCMの彼女は、一抹の不安を感じている。

この日本で、しかも若い女性がこんなにはっきりと自分の考えを押し出すのは、幸せにならないのではないか、、、と。
けれどCM作家は、こんな女性が幸せになれるような社会でなければならない、と願ったにちがいない。

精神的に強くなくてもいいが、卑怯なことはするな!!

中川 淳一郎(なかがわ じゅんいちろう、1973年8月21日 - )は、日本のPRプランナー、ネットニュース編集者、フリーライター。

 「イジメというものは、イジメる側の人が精神的に幼いため、発生するだけなのだ。だったら悔しいが、そこから逃げる方がよっぽどいい。
そんなアホを改心させることは難しい。」当然、おとなの世界にもイジメはある。

中川純一郎氏は子どもや借金や会社や老親介護などの「足枷がない」から、いつでも「日本を捨てる」ことができる。
しかし多くの人は難しいだろう。
でも「それはそれでいいではないか。それもあなたの人生で、私は私の人生を送っている。 お互い、自分の決断を正しいと思い、いちいち他人に対して羨んだり見下したりするのはやめようではないか。

まったくその通りである。
みんながみんな、精神的に強い人間にならなくてもいい。お上や世間に従っている方が楽だ、という人はそれでいいのである。
ただその場合、少数の人間をよってたかっていじめて、それで強い自分を感じていたいという卑怯でみじめなことはしないようにしよう。

世間はお上のいうことを信じているだけ。中川純一郎氏は自分の考えを信じ、自分の判断に自信があるのである。
それはかれに「私自身、ゆるぎない人生の原則」があるからである。

心理学者のトラヴィス・ブラッドベリーの著書 EQ(心の知能指数)引用

高田明さんの名言

何をするにも人生で手遅れなんてことはないのですが、ひとつだけ言いたいのは、どんな挑戦でも、やるなら今すぐ始めましょうということです。

情熱があれば能力は勉強で補えます。

大事なのは“継続する力”です。
必死に頑張るのは誰でもできます。
頑張るのは当たり前です。
大事なのは、どこまで粘り強く続けられるかです。
継続にこそ意義があります。
途中であきらめてはいけません。

真の成功者は、常に満足することなく、改善を積み重ねながら自分に挑み続けるものです。

私は最終的な価値とは継続することだと考えています。

■高田 明(たかた あきら)
1948年11月3日生まれ。
長崎県平戸市出身。血液型:O型、実業家。
ジャパネットたかた創業者

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