世に言う「成功者」に共通すること

世に言う「成功を収めた人」の特徴を研究する研究者がいます。
しかし、成功の決め手となるものの多くは、その人のささいな特徴だと思うのです。
大小関係なく何かに成功した人の書籍を読むと、ほぼ奇妙なほど共通した特徴が見られるのです。

ここでは、成功者の間で非常によく見られる7つの小さな習慣を紹介したいと思います。
興味深いことに、こうした習慣は実はそれほど直感的なものではないことが分かります。

1. 一貫性を持つ

成功を収める人は、一般的に大きなリスクを負うことをいとわないと言われています。
しかし成功者は、物事に関するアプローチがとても一貫していて、慎重で注意深いことが多いのです。ビジネスに関しては特にそうです。
成功者のスケジュールや服装、食事が非常に一貫しているのは、規則性を作り出して「フロー状態(そのときしていることに完全に没頭している状態)」を生み、不必要な意思決定を減らす必要があるためだと思うのです。

2. 小さな決断をなくす

私たちは、朝起きた瞬間から全てのことにエネルギーを費やします。
その日に着る服を決めることから朝食の準備、子どもの朝のルーティンや通勤など、まさに全てのものにエネルギーが奪われ、1日の終わりには力尽きた状態になるのです。
成功を収める人は、管理すべきは時間ではなくエネルギーだと理解している人が多いのです。
そのため、小さな決断をできる限り多く排除しようとするのです。つまり、成功する人は毎日同じ時間に同じものを食べ、同じものを着て、同じことをすることが多いのです。

3. 常に一番になろうとせず、学ぶ姿勢を忘れない

全ての場面で自分が一番になる必要はないと考えている人が多いものです。
自分が何においても一番だと信じている場合、人は優越コンプレックスのようなものを患っているか、何らかの形で自分を脅かす存在から無意識に自分を引き離そうとしていると言われています。
これはどちらも健全な状態ではなく、人生の役に立たないことを学んでいるからです。成功を収める人は競争者を仲間に変えるものです。
こうした人は、自分よりも頭が良くて高いスキルを持つ経験豊富な人から学び、永遠に生徒のままでいるのです。

4. 問題が起きる前に解決する

成功を収める人は、現実を無視しないのです。好ましくない状況を引き起こすものを避けず、そうした状況が生じたときには効果的に切り抜ける方法を学ぶものです。
緊急時の行動計画を維持し、事前に問題になりそうなことを特定し、それに従って対応する。
成功者は責任を持ち、事前に考える人なのです。

5. できる限り多くのことをアウトソースする

業務をチームに任せるスキルの向上など、成功する人は全てを自分一人でこなそうとしないのです。

6.秩序を作り、維持する

成功の基盤となるのが秩序です。常に流動的でストレスを感じる生活を送り、あらゆるものを見つけるのに苦労し、あふれ返るメールの受信ボックスをかき分け、予定や締め切りを逃し、「今日も計画なしで対応しよう」と毎日考えている人に成功を収めることはできないものです。
秩序とシンプルさは、最も重要なものに集中を続けるため欠かせないものだからです。

7.常に全体像を見る

成功する人の多くは、自分の生活から一歩引き、自らの行動を論理的に評価することができるのです。
金銭面から対人関係まで全てのことを、一時的な利益や損失ではなく、純益と純損失の観点から考えるのです。
多数の人は今夜、家族や友人らに付き合って食事に出かけたいと思わないかもしれません。
しかしここで投資した時間は、家族や友人との関係を長期的な視点で見て、より健全なものにする上では純益になるのです。
成功する人は常に全体像を見て、自分の選択や行動が全体からどのように足し引きをするかを考えている人が多いのです。

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