空手と科学

重たい蹴り、重たいパンチを身につける!

重たいパンチ、重たい蹴りは、impact 時における衝突 energy が大きい程、重たくなる。これは、当たり前の理論である。
そのためには、impact 時に maximum energy が解放されるような蹴りやパンチを身につけることが point である。

その point は、およそ4つに分類できる。

  1. 身体全身の筋力の瞬発力の連動
  2. impact 時の角度(engel)
  3. 相手との間合い(distance・距離に応じた適切な打撃法 The apporpriate blow method depending on distance)
  4. カウンター(counter)

である。

1. 身体全身の筋力の連動については、前回のコーナーで述べていることに尽きる。
今回、このコーナーで取り上げたいのは、その為の稽古の point である。
先ず、各パンチ・受けの基本稽古の point を紹介したい。

(1)各パンチの基本稽古のポイント

先ず、基本稽古の point であるが、三戦立ちでしっかり構えを造る。
両足を肩幅程度に開き、前足のつま先が後ろ足のつま先より、やや前に出るようにする。
両膝を少し内側に締めるようにして、膝関節を柔らかく保つ為、重心を適度に落す。
この立ち方は、基本の突き・受けの稽古の土台となるものである。
強固な土台なくして強力な突き・受けは行使できない。
三戦立ちが決まったら、正拳でのそれぞれの突きである。
先ず、腰の line・両肩の lineを床面に水平(horizon)にする。
その姿勢から、両腕を伸ばし、両手首で交差させる。次に、左肩を45度前方に入れる。

更に、右腕の前腕部と上腕の内側を軽く合わせる。そして、肘先が床面を指すように、つまり、肘が下方を向くようにして、折りたたんだ右肘を脇に軽く着け、背中側後方に45度引く。
ここで、大切なのは、折りたたんだ右肘を真後ろに(自分の腰のラインに垂直に引かない)引かないことである。
真後ろに引くと、右肩に力が入り肩が上がり、拳先は下から上に向かった軌道を描く。
左肩から右肩のライン・腰のラインが、水平な床に対し45度傾斜するように構える。

自分の頭を軸にして左肩・左腰は、前方へ45度、右肩・右腰は後方へ45度の位置になるように、力まず構える。
この状態から、足腰のバネを上手く連動させ、各突きを繰り出す。
突きを繰り出す時に、帯が左右にしっかりと振れるように、足腰のsharpな連動を目指す。
その為に、指導者は、メリハリのある号令の中にも適切な間を置いた号令を心がけることである。
例えば、16回の号令の中で10回は、十分に間を置いた号令をかけ、残り6回を適度に speed に乗せた号令をかけるような工夫が必要である。
号令が早いと身体全身の筋力をためる余裕がなくなると同時に、筋力の解放も中途半端となる。
腕の筋力しか使わない突きは、何十回となくこなせるが、身体全身の筋力を連動させた突きは、10本打っただけでも息が上がるものである。

(2)各受けの基本

突きと同様に、三戦立ちでしっかりと立ち、両肩・両腰の位置が自分の頭を軸に右に45度回転させ、下半身の筋力を十分にタメた位置から始める。
各受け全て、腕の力で受けに入ってはいけない。
全ての受けは、punch を放つ時と同様に下半身の筋力の解放から伝わるバネを利かせ、speed と切れのある受け手で相手の攻撃を叩く!
又は、受け腕を柔軟に使い相手の攻撃を内側・外側へと払う。
更に重要な要素として、各受け手の動作と同時に反対側の手のひらで自分の顔面を常に guard する連携動作を smooth に行うことである。
これら一連の動作を各受けの基本として稽古する。

次回は、各蹴りの基本稽古について紹介したい。