新年のご挨拶

 「咋年中は道場生の皆様、関係者様共々、大変お世話になり誠にありがとうございました。
本年も日々成長するよう精進してまいりますのでご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
 道場生、本道場ホームページをご覧いただいております皆様方へご参考になるかどうか分かりませんが「忍耐力」をどう成長させるか?
について書いてみました。
ご一読頂けましたら幸いでございます。

 忍耐力の「あるなし」が成功への分かれ道となる。
これからお話しします「忍耐力」とは、渋滞で心を穏やかに保つというような短期的なものではなく、長期的な目標に向けて物事を待つ能力のことです。
 〇 夢はすぐには叶わないからこそ夢なのだと受け入れる。
 〇 新しい情報には10分、思考して反応する。
 〇 身体の反応や思考の癖を正すには、直ぐに成果は出ないと受け入れる。
等々「忍耐力」は長期目標の達成に欠かせない要素なのです。

 忍耐力不足の人が陥る罠
忍耐力が足りない人は、近道を探そうとします。すると仕事が雑になったり、間違った判断を下したりしがちです。
もちろんディナーを募るときや友人の食事のお誘いなど、質を問わないことであればそれでも問題ないでしょう。
でも、努力をせずに結果を得たいという理由でショートカットを求めているならそれは少々、問題です。
最近、流行りの自己啓発でもこのような忍耐力不足は顕著に現れています。
自己啓発の伝道師と呼ばれる人々が、AからBへ行くための最短ルートの見つけ方を紹介します。
頑張らないでダイエット、働かずに稼ぐ方法、汗をかかないエクササイズ、努力のいらない勉強法といった類の話に自己改善を待てない忍耐力不足の人たちは食いついてしまいます。
忍耐力が必要なシーンは、自己改善のような高いレベルだけではありません。
例えば、適切なレビューが出るのを待ってから次のiPhoneを買うといった、日々のささいなことにも必要です。
忍耐力がなければ、私たちは消費者としてバカな選択をしてしまうことでしょう。
忍耐力とは、習慣だと考えられています。人間は、習慣にはとても適応しやすくできています。
自分の忍耐を試すためには、日々の嫌なことに対して間を置いてから反応するのが一番だと思います。
そうすることで、一歩引いた視点から物事を見つめられるようになるでしょう。
例えば、スーパーのレジ待ちが長いならレジ係の方は、さぞかしたいへんだろうな、、と考える思考を巡らせるようになるでしょう。
渋滞に嫌気がさしたら、渋滞に巻き込まれている人はみんな嫌気がさしているんだろうな、、と。
そのほんの数秒の想像力が、瞬間的な忍耐力不足を抑制してくれるようになることでしょう。

忍耐力の「あるなし」が成功への分かれ道になるのです。

まず、時間を費やすことから始めましょう。長期的な忍耐力も、おそらく同様のアプローチで鍛えることができます。
まずは、小さなことに対するルールを決めます。メディアの情報に振り回されない。
例えば、発売日に物を買うのをやめるなど。
長期的な目線を持ちましょう。満を持して長期的な忍耐力が必要な大きなことに取り組んでみてください。
それは、老後の為の投資であったり、キャリアアップの為のスキル習得であったり、目標達成が少し楽になるかもしれません。
「急がば回れ」という言葉がありますが、物事を決断したり、何かを成し遂げようとする時、決して「焦ってはいけません」「焦り」は目標に近づく為の「敵」でしかありません。
「焦らず」「諦めず」「ただ淡々と」目の前の小さなことから成し得ていく習慣を体得しましょう。
物事を達成するとき、大きな事案であるときこそ遠回りをする思考が大切なのです。
遠回りをするということは、そこには短期間では予期せぬことが発見できたり、考えをしっかりとまとめ直すこともできます。
そして「チリツモ」です。「チリ」も積もれば「岩となる」。
「チリツモ」が大きなことを成し遂げる最大の見方となることでしょう。
更に、最も大切なことは、「諦めない」ことです。当然、物事によっては即諦めることが大切なこともあります。ただ、何かを成し得ようとするときは、自分の心と身体を労りながら少しずつ前に進むことです。

人は、階段を上るとき、自然と脚に力を入れたり抜いたりします。
常に両脚に力を入れていては階段をスムーズに上り下りすることはできません。
力を入れたり抜いたりしながら身体のバランスを保ち一歩一歩、階段は上り下りするものです。
人の人生も同じではないでしょうか?

「空手に強くなる」のも「人として強くなる」のも最大の近道は自分の心身を見極め、モチベーションを保ち続けることです。
モチベーションを保ち続けることは、そう簡単なことではないかも知れません。
しかし、モチベーションを保ち続けること以外に強くなる道などないのです。
ときには、心身を限界まで追い込むことも必要かもしれません。
それより、モチベーションをポジティブに長く保ち続けることの方が遥かに厳しく大切なことなのです。

若い時に、試合で二度、三度とチャンピオンを獲得したとしても、いつかは心が折れる日が訪れます。
心が折れてしまったらそこがその人の終着点となることでしょう。
人間の身体感覚をつかさどる運動神経は、70歳くらいまで維持することができることができることが分かっています。
私の空手技術は、まだまだ道半ばです。また人としての器もささやかなものです。
しかし、私は決して諦めません。
「諦めない」ことを皆様にお誓い申し上げ新春のご挨拶とします。