パンチと肘打ち!!

 「蹴る」・「叩く」ときの正しい身体の動きが「破壊力」を生み、「蹴り」・「パンチ」の技術を高める。

 空手に於いてパンチの基本は、何といってもストレートである。
ショート・ミドル・ロング、いずれもストレートの正しい打撃フォームを身に着けることである。
身体全体のバネとウエイトを武器にしたストレートパンチの打撃技術をしっかりと身につけることが、多彩なパンチ・肘打ちの技術を修得する基礎となる。
ストレートの打撃フォームは、床を蹴り出す足首、脚のバネを上体に効率よく伝え、鋭いインパクトを繰り出す。

 先ず、上半身(背筋)を床に垂直になるようにしておくことである。
上半身の力みを抜き、腰、肩を床に平行にし、鋭い回転運動に繋げていくことである。
その鋭い腰、肩の回転力が肘をリードし、手首のバネにより更に力を増幅させ鋭いインパクトを生む。
最終的には、どの角度からでもパンチを打てるよう鍛錬しなければならない。

 肘打ちについても同様に、鋭いインパクトを与える基本となるのは、やはり足、腰のバネの使い方に焦点される。
最初は、最短、最速でインパクトできるように肘、腕が床と平行に出るようなフォームを身に着けることである。
最終的には、どんな角度からでも肘打ちが打てるように鍛錬する。
再確認するが、パンチも肘打ちも下半身のバネを肩、肘、手首に効率よく集約させることである。
背筋を鍛え、背筋を伸ばして床に対して、鋭い回転運動が生まれるようなフォームを確立することである。

 相手の蹴り技を崩し、相手の左右、両サイドに素早く身を置き、瞬時に叩く。
相手の蹴りへの崩しがタイミング良く決まると、相手の左右、両サイドに密着することができる。
この両サイドからのショートパンチが相手の態勢を更に崩す。
その一瞬の隙をシャープな切れのあるカウンターの蹴りに繋げる。

 パンチや肘打ちを打ち抜く部位は、何も顔面に固執することなどない。
相手との身長差、体格差から相手にダメージを与えられる部位を瞬時に判断する。

 例えば、上腕外側、脇腹、背面脇等、ダメージを与えられる部位は、多々あるものである。
すなわち、パンチ、肘打ちを有効に使うことが出来れば、相手の上体を自分の腰の高さ(自分の重心位置)まで引き付け、カウンターの膝蹴り、ショートキックで相手の頸椎を鋭くインパクトするような理想的な戦い方が出来る。